| 今、存在するリアル!! |
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今、存在するリアル!!
あるネットワークビジネスで成功したと言われる人が居住する高級マンション、その登記簿を確認すると、その人の持ち物ではない。 なんと、そこはMLMを主催する会社の関連会社が所有するもので、その人は、月々家賃を払ってそこに居住し、自分のメンバーに私たちのマンションと言ってこれみよがしに見せつけ、成功者であると喧伝している。 自家用車として保有している有名なスポーツカー。 登録はあるMLM会社の所有で、これをトップリーダーに貸し与え、これを会員に見せつけることによってあたかもこの人物はビジネスで成功したかのような印象を持たせ、彼の話すことは、他では聞けない成功体験だと言って会員からもてはやされている。 彼のこうした話は、会社と彼の間で取り交わされた密約で、全国行脚して会員を獲得する手段として彼のキャラクターを会社が利用する代わりに、その交通費や宿泊費を会社が負担し、講演料という名目で毎月の給料を受け取っている。 言わば広告塔の役割を担って行われる彼らや彼女らの話は、成功者の成功にいたる道筋とか失敗してもくじけないメンタルの必要性とか、会社のビジョン(一般企業の事業計画のような具体的根拠があるようなものではない無責任な夢物語、机上の空論)を会員の前でとうとうと喋る役割を担っている。 こうした連中もまた個人事業主という立場で自分たちが如何に成功したかを強調するが、会社が会社としての立場でものを言ってるのではないという含みを持たせているわけで、会社の公式見解を代理で述べているのではないというところがミソになっている。 後で会社の責任追及に及んだとき、個人事業主が勝手に行った行為に会社は責任をもたないと逃げることができるようになっているわけだ。
彼らは、会員の前では成功者と思われ、自分自身もまたそう思おうとしているが、一時的に大きな収入を得ることができたこれらの人たちも、結局のところ権利収入や印税的収入と言われるものを得るまでのレベルには至っていない。 ただ、頭のいい一部のネットワーカーは、成功体験談や精神論を本にして出版し、会員に競って購入させることによって、文字通り印税収入を実現させた人たちもいる。 MLMはこうしたカリスマの存在が必ず必要になる。 何故なら、彼らの存在がビジネスの将来性や高収益性を一般会員に認識させる手っ取り早い方法であるからだ。 立ち上げてまもなくのMLMで、このビジネスで成功したと称する人物が、得意になって喋っているが、立ち上げ間もなくのビジネスで何故こんな高収入の人がいるのか冷静に考えてみればいい。 彼は、他のネットワークが沈没前に、自分の取り分だけはさっさと確保して、こちらのビジネスに鞍替えしてきた人物である。 会社は、こうした人物が営業戦略上必要なのだ。 若く、大勢の人前で話を聞かせる話術に富み、イケメンか美人であればいうことなしだ。 面接してこれは使いものになると判断すれば、彼の成功体験談は会社に有料で買い取られる。 高級車や高級マンションは彼のステータスを認識させる小道具として会社が用意する。 彼は、その条件で、セミナーで説明会で様々なイベントで徹底的に成功者を演じる。 演じなければ、彼の存在価値はない。
数年後、彼の存在は誰も知らない。 次のビジネスをみつけて鞍替えしたか、若き一時期の夢を見て注目も浴びたが、既に振り向く人もなく、それでも真面目に働く普通の人に戻って通勤電車に揉まれる毎日を送っているか。
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