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メンバーがよく聞く決まり文句 ところで、MLM組織では、一定の組織以上には新規会員は拡大しないということは想定済みで、そのために年会費の支払いや保険(共済保険の類)の加入を入会の条件に課す、あるいは一定のタイトルになるための、またそのタイトルを維持するための商品流通量に対する一定の義務化(つまり、ある金額以上の売り上げを一定期間以上持続させないと目指すタイトルに昇格できなかったり維持できない)を図り、上位者の取得マージンにできるだけ影響が出ないようになっている。
タイトルが上がれば、自分の流通マージンも増え、商品の購入費用も安くなっていくという特典がある反面、そのタイトルに昇格、タイトルの維持のため、自分のグループ市場での一定以上の売り上げを要求されるという仕組みである。 その結果、無理な購入をして在庫を抱える、あるいは自分のグループメンバーに無理な購入を迫るというやり方が横行することになる。 末端会員にそう思わせないための決まり文句が 「いっしょに成功しよう」 「権利収入を得よう」 「最後まで諦めなかった人だけが成功できる」 などというもので、このような言葉を駆使していくことで、モチベーションをアップさせ、ある種の陶酔感に浸らせ、商品流通の活発化に結びつけようという話になる。 早い話が無理な買い込みや、強引な勧誘が行われるのは、こうした誇大な期待感を会員に植え付けることで、会社とトップグループの収入の安定化を図っていくという構図が見えてくるのである。 理屈どおりに商品が流通し、新規会員が増えていくのであれば上位者ほど安泰な生活ができるというわけだが、実際にはなかなかそうはならない。 末端に近づけば近づくほど、彼らは収益を得ることが難しい。 その反面、商品の購入費、様々なセミナー経費や交通費、販促品や宣伝パンフレット、新規紹介者に渡す様々な契約書や概要書面などの購入費など、出費だけがどんどん課されることになる。 もともと、お金に余裕がないから新たな収入の道を求めて参加した人々に、こうした費用負担はそもそも想定外だったわけで、これらの費用負担をしたことによる収入の保証は一切ない。
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