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最近、ネットワークビジネスをしている人から、自分は努力して何年も頑張っているのに、ちっとも生活が楽にならない、いつまでこんなことを続けていればいいんだろう、儲かっているのは、上の連中ばかりじゃないかという声を何人もの人たちから聞きました。
世の中、副業の時代。本業だけでは生活が圧迫されて経済的に苦しい、借金の返済があるからその一部にでも充当できる収入があれば助かるという人はたくさんいます。あるいは、会社が倒産した、リストラにあって目下の収入がなくなってしまったという緊急性を帯びた人もいます。 そういった人たちは、それこそ、現金収入が本当に必要な人たちです。 今日、ネットワークビジネスに参加している人たちの多くは、多少なりともそういう諸々の事情を抱えている人たちでしょう。この人たちは、何もネットワークビジネスがやりたくて参加している人たちではありません。自分たちの生活が少しでも楽になれば、多少なりとも生活に余裕が持たせられるならという期待を込めて参加してきた人たちです。
ところが、殆どのネットワークビジネスは、この人たちの期待に応えていないというのが現実です。ネットワークビジネスは、完璧な成果主義です。 遊んでいようが、必死に努力しようが、会社が認める成果が出せなければ、1円の収入にもなりません。 更に、ネットワークビジネスに参加するためには、参加費用が数万、十数万と出さなければなりません。 生活に余裕がなくて、生活費をあれこれ切り詰めて現実を生きている人たちに、いきなり最初から費用負担を求めるというやり方が当然のように行われています。 この費用負担をしたことによる、何かの収入の補償は、一切ありません。 ネットワークビジネスは、ある種の洗脳教育です。 自分が愛用してその良さを周りの人たちにアピールしてください。 それらの人たちを動員して説明会やセミナーや様々なイベントに連れてきましょう。 そうして、あなたがメンバーを増やしていけば、こんな凄い収入が取れるようになるんですよと必ず言われます。
「成功した人たちの唯一の共通点は、最後まで諦めなかったこと!」なんて、涙の出るような言葉も聞かされます。 親兄弟、子供、親戚、友人、知人に紹介し、それだけではダメで世の中、インターネットの時代、自分のホームページを作り、費用をかけて様々なメディアを使って広告宣伝し集客しようとします。 それで成果が出せた人は、ラッキーだったと思ってください。 ネットワークビジネスの本質は、商才に長けたセールスマンになり切らなければ、収入を確保、維持できません。 いわゆるネットワーカーと云われるこれらの連中は、ありもしない絵空事を、さも現実に起きるかのように吹聴する訓練を受けています。 主催する会社が、事業説明の大半をこれらの連中に任せていますから、会社は説明責任をこの時点で果たしていません。 既に主催会社は、正式なチャンネルでは、そのような絵空事を公式に話すわけにはいきません。そこで、個人事業主であるこれらのネットワーカーに、半ばウソを黙認して、喋らせるだけ喋らせ、あとで、説明と違うじゃないかと追及されたとき、それは、個人事業主の立場から新規会員を増やしたいという熱意から出たもので、会社ではそのような宣伝行為に関しては責任はありません、などと言ってのけるのです。 つまり、彼らにが勝手に言ったことですから、主催会社は関知しませんというわけです。 しかし、説明を受けた人は、そのビジネスをやっているという人からの説明を受けたわけで、それが会社の人間なのか、個人事業主の立場なのかなどということは関係ありませんよね。 最近、消費者保護の観点から、契約書面の交付の徹底が図られていますが、本当にその内容を理解されているでしょうか。 また、あなたが何かの商品を購入しただけの消費者ではなく、ネットワークビジネスに参加し、収益を目的とした活動を開始した時点で、既にあなたは消費者ではなくなっているという現実をどこまで理解されているでしょうか? ネットワークビジネスに参加し、他のメンバー獲得のために、あなたが行う活動は、全て個人事業主として、営業活動の一環となるという事が法律的に位置付けられています。 消費者のための保護規定は、この時点で適用されません。 あなたが誰かと問題を起こせば、個人事業主としてのあなたが主体になって問題解決に対処しなければならないということをよくよく理解しておくべきでしょう。 会社も他のメンバーもあなたが起こした個別の問題については基本的に責任を負いません。契約書面よく読んでください。 あなたが行った結果責任については、会社は一切の責めは負いませんという一文が必ず書いてあります。逆にその事によって、あなたが会社から除名処分、相手の当事者から損害賠償請求などというとんでもない事態に遭遇することだってあるのです。 ごく、普通のサラリーマンが、主婦が、言葉巧みにネットワークビジネスの会場に動員され、そして参加すると言うことは、それほどリスクを負うことなのだと認識しておくべきなのです。 このビジネスはノーリスクだから大丈夫なんて言うネットワーカーが喋る大嘘を信じてはいけません。
さて、それでも努力して一生懸命ネットワークビジネスをやっているのに、ちっとも儲からない、稼げないという人が何て多いことか。 既に多くの人たちにとって、ネットワークビジネスにおけるチャンスやビジネスに参加するメリットがなくなりつつあるのです。千載一遇のチャンス!などとどんなに声を大にして叫ぼうが、多くの人たちにとっては、ああ、またか、と軽く受け流される程度のものなりつつあります。 今、ネットワークビジネスで大成功しているものがどれだけあるでしょうか。というより、ビジネスそのものが世の中にどれだけ受け入れられているか、よく考えてみるべきでしょう。 ネットワークビジネスで扱われているものの大半は、世の中に代替がいくらでもきくものばかりです。しかも、ダイレクトマーケッティングだから安いという言葉のウソを見抜いてください。 新規参入の人が払う費用負担と商品の販売価格がネットワークビジネスに参加している人たちが受ける収入の原資です。市価と殆ど変わらない値段で商品の価格設定はできません。 同じようなモノの数倍の値段で商品を会員、メンバーに販売しなければ、彼らの収入は得られません。ネットワークビジネスで扱われる商品は、必ず他にはない、他では手に入れられない付加価値があると言いますが、一体その付加価値と云われる部分が世の中にどこまで必要とされているか考えてみてください。
そして、致命的ともいえるネットワーカーと言われる連中の程度の低さ。 彼らは商売人でもビジネスマンでもありません。スーツを着てネクタイを付けていますが、やっていることは詐欺師まがいのことばかりです。 今月これだけの人数が新規に入るから、今登録すれば、そのグループがあなたの傘下になりますよ、などという宣伝文句に釣られて参加した投資系ビジネスでは、実はあれは手違いで、他の人のところに行ってしまったから、これから、あなたにも付けるようにしますよ、なんて平気で言います。 あるいは、この製品を使わないと電磁波があなたの体も精神もダメにして、病気になるわよなどと人を脅迫しないと売れない高価な健康器具関連商品を扱っている連中がいます。 市場ではとても競争できない価格設定をして、これだけで健康にもダイエットにもなると言っている健康食品。 携帯電話が急速に普及したように、固定電話でも情報端末ができて、日本中に普及すると言っている情報機器関連のビジネス。 結局、違法、違法スレスレのことをやらなければ、新規メンバーの獲得ができなくなってきたというのが、本当のところでしょう。 聞かされる方はもはや食傷気味ですが、彼らは手を変え品を変え、同じような話を、これは今までと全く違うビジネス!などと平気で吹聴してます。 ネットワーカーの中にもプロがいます。 彼らは、プロとして多くのあなた方のような善良な人たちを、事実上タダで動かし、自分に富の集中を可能にしています。高級マンションも高級外車も海外リゾートのオーナーもこの人たちには可能でしょう。 しかし、最も数が多い末端に近い多くの人たちに分配される富は、最も比率が低いものとなります。やれども働けども、ちっとも生活に改善の兆しが見えない人たちです。 こういう人たちを最近ではワーキングプアと呼ぶようです。 勝ち組、負け組という言葉も流行してますが、一体何を指しての勝ち負けなのか、バブル全盛時代に流行った「ネアカ、ネクラ」と全く同じ底の浅い言葉にいい加減に振り回されるのはやめようではありませんか。 80対20という法則を知っていますか? ネットワークビジネスに当てはめると富の80%を20%の人たちが独占するという構図が見えてきます。これを逆から見ると80%の人たちには全体の20%の富しか得られないという意味になります。数が多いこれらの人たちに、最も比率の低い富しか分配されないわけですから、当然一人の人が手にする富は僅かなものでしかありません。 あなたがネットワーカーとしてプロになり切ることができないなら、ネットワークビジネスに参加する意味は殆どないといっていいでしょう。 そして、あなたが今まで築いてきた信用、信頼と等価交換できるという結論にあなたは達したのでしょうか? 最後に「個人事業主」という言葉の認識を新たにしておきましょう。 何かのビジネスを始めることは、これからの時代をある程度余裕を持って生き抜くためには、必要になっていくことでしょう。 しかし、それはあくまでも自己完結できるものであるということが絶対条件です。誰かにああだこうだと言われながら行うビジネスではありません。人の意見を聞くことは重要です。しかし、指示命令とは違います。 ネットワークビジネスでも、上位メンバーや会社の言うことは基本的に指示命令ではありません。 しかし、イベントやセミナーや誰かを連れて行かなければ成立しないビジネスでは、協力してサポートできる人がいなければ、あなたは何もできません。 そのために、あなたは上位メンバーの言われるままに様々な会場に出向くことになります。それができなければ、あなたをサポートしてくれる人がいなくなるからです(都合のいい事を言っても結局、上位メンバーに気に入られなければ、あなたは孤立するわけですから、指示命令を受けているようなものですよ)。 こんな環境で、自己完結できるわけがありません。そして、「個人事業主」という名前の「従業員」にはなるべきではありません。いや、「従業員」ですらありませんね。給料の補償もないのですから。 一般市場に背を向けたビジネスが日本や世界を変えるビジネスであるわけではない、ということです。
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