「勝ち組」「負け組」? メール

 

あなたは「勝ち組」「負け組」?

 

格差社会がこれだけ顕著になってくると、自分の生活基盤をどこに求めればいいか、多くの人が答えを見出せないでいることだと思います。

非正規雇用の問題は数年前から社会問題になり、不安定な雇用形態ゆえに、最低限の生活保障すら得られず、自分の住所さえ確かなものにできないという、とんでもない現象まで起きつつあります。しかも、特異な例ではなく、今や深刻な社会不安にまで発展するようになってしまいました。

 

プアーホワイト、ワーキングプアという言葉が流行語の域を越えてしまった現代では、今度はネット難民という言葉が一般化するほど、不安定な生活基盤に拠っている人々が激増しています。

これらの人々は、まずほとんどがまじめに仕事をし、休日も必死に生活防衛のためにあらゆる仕事をしている人たちです。

何も贅沢を望んでいるわけでもなく、黙々と仕事をして僅かな賃金を得ようとしています・・・。

それで、1ヶ月身を削って働いた結果得られる収入は、一体いくらなんでしょう?

 

大まかにみても、二十数万円。30万円を突破できる人は、まだしも恵まれてると言ってもいいくらいです。

しかも、こういう状況でまともに相手にしてくれる企業は、20代から30代前半まで。

その後は、年齢が高いという理由だけで、仕事を得られるチャンスが格段に落ちていきます。

 

では、正規雇用だったら安心なのでしょうか?

企業の一方的な都合で正社員を解雇できないという労働者保護の規定を嫌って、多くの企業が正規雇用の従業員を増やしたがりません。

しかし、正規雇用という枠組みに入りさえすれば、ある程度の収入に対する保障は確保されます。

ただ、そうであっても自分に見合う仕事と収入のバランスを保つことは多難です。企業は無理を承知で個人の都合にはお構いなしで配置転換や出向、職種変更などを強います。

それで、ついて来れないなら、自己都合による退職をしてくださいという理屈です。

その穴埋めは、一般派遣や契約社員に充当させるなど、いくらでも替えは利くということなのですね。

 

「勝ち組」、「負け組」という言葉をどのような定義で使っているのかは、それぞれの立場で様々でしょうが、少なくとも企業の中にも「勝ち組」と「負け組」が出てきているというのが一般的な認識かも知れません。

業界や業態の違いを論ずるときにも、こういう単純な色分けをしたがる連中がいるのは認めます。

しかし、そんな色分けをして、それで何かが解決したことがあるでしょうか?

 

 
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