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新興宗教とネットワークビジネスにいくつもの類似点 宗教といっても、風俗習慣としての、あるいは社会慣習として身近に存在する宗教ではなく、攻撃的に信者獲得に狂奔する新興宗教とネットワークビジネスにいくつもの類似点があることをお話しておきたいと思います。  その最大の原点は、資金源の拡大です。 新規入会者を増やし続ける最大の理由は、入会者数に比例して資金の総額が巨大になっていくことを狙っているからに他なりません。 新興宗教にも信者にいくつかのタイトル(役職)があります。 何々部長と言ってみたり、一般人には理解できない特殊な業界(宗教)用語を用いて内部の者にしか分からない呼称で表現されるそのタイトルと、獲得した信者数は比例関係にあるわけで、彼らの中から一般信者相手にその教えを説く人たちが出てくることも珍しいわけではありません。 一信者に過ぎない立場でしかない人が、あたかも僧侶か牧師であるかのように、同じ信者相手に説教を行うというのが、新興宗教ではよく行われる手法です。 その中には他宗教、他宗派を徹底的に排撃するところがあります。自分たちの教えこそ最高のもので、他の宗教宗派は邪宗教とまで言い、そんなものをいくら信じても何も救われないとまで言い切ります。 それだけ自信があるのか、他宗教をどこまで理解しての発言なのか分かりませんが、宗教の専門教育も受けたことがない人の発言に、案外人は乗せられやすいものなのかも知れません。 ある種の勢いとでも表現できる断定的な物言いは、聞く人によっては耳障りがよく、ストレートに脳裏に焼きつく伝達力と、この人と細かなことで議論しても、屁理屈をこねられるだけという、聞かされる人にある種の諦めを抱かせる作戦ともいえます。 話を聞く人たちは、これまで宗教に関して素人も同然で、当然宗教の基本的知識などほとんどないですから、この人たちから何か反論されても一方的に勝手な論理を展開して煙に巻いてしまえばそれ以上追いかけくる人はいないということも計算された上での行動でしょう。 それにしても、彼らの組織力、結束力、動員力は強力で、何かの集会やイベントがあれば、集中的に人を動かすことができます。 動員される人たちも、案外無理やり動員されたとは思っていません。 それが如何に自分たちに大切で重要な行事であるか、あらゆる機会を通して徹底的に擦り込まれています。 いや、仮に思っていたとしても、決してそれを口にできません。組織に対する批判や疑問は徹底的に封殺されます。組織内部の問題は外部にはまず分かりません。 それが、自分の帰依する組織に対する裏切り行為だということも擦り込まれているからです。また批判や疑問は、自分の勉強や努力や確信が足りないからという自己責任論に転嫁され、自分以上に苦労している人が組織を確信し揺るぎない心を持っているのに、自分はまだまだ修行が足りないと思わせられるように仕向けられます。 内部の信者の心の動揺について、また、信者の知り合いで強力な勧誘をされて入信しようかやめようか迷っている人に対して、彼らが部外者の意見を求めることには極度に警戒します。そこで、あらかじめ信者会員に様々な前振りをして布石を打っておく。 どうです? ネットワークビジネスの手法と極めてよく似ていませんか? |